音楽に身をゆだね、
アートに心洗われる、珠玉のひととき。

東京フィルハーモニー交響楽団

バッハの旋律のように美しい調和と
洗練を奏で、心地よさに満たされる
ホテルに出会いました。
その名は、ホテルグランバッハ東京銀座。
日常からエスケープして至福を味わえるホテルの魅力を、コンシェルジュの後藤知佳さんに伺いました。

バッハ音楽の感動体験をシェア

ホテルのエントランス
ホテルのエントランス

ドイツの偉大な作曲家であり、“音楽の父”と称される、J.S. バッハ。ホテルグランバッハ東京銀座は、バッハ音楽の美しいハーモニーを形にしたようなホテルです。すべてが調和して気品があり、癒されるような居心地のよさ。それにしても、なぜバッハをコンセプトに? コンシェルジュの後藤知佳さんにお聞きしました。
「オーナーが海外生活に疲れた時に、バッハの曲を聴いて心身が癒された経験がございまして。その喜びをシェアしたいとの想いから、バッハと音楽をテーマにしたホテルを展開しています。」
ホテルが立地するのは、東京・銀座の木挽町。華やかな中心街から少し歩いただけで、落ち着いた街並みや歴史を感じられるスポットがあちこちに。「銀座の新たな一面を発見していただけるのでは?」という後藤さんも、この町がお気に入りだそうです。

バッハにちなんだアートとの出会い

「イタリア協奏曲ヘ長調BWV971の1」から着想した、1階エントランスのアート作品
「イタリア協奏曲ヘ長調BWV971の1」から着想した、1階エントランスのアート作品

それでは、ホテル内へご一緒しましょう!「ホテルのいたるところで、バッハにちなんだアート作品がお迎えします。」という後藤さんの案内で、エントランスでさっそくバッハの曲にインスパイアされたアート作品を発見!

「コーヒー・カンタータ」(BWV211)の楽譜やライプツィヒの教会などをコラージュ。バー&ラウンジのアート
「コーヒー・カンタータ」(BWV211)の楽譜やライプツィヒの教会などを
コラージュ。バー&ラウンジのアート
テューリンゲンの森のアートワークは、1階レストランに
テューリンゲンの森のアートワークは、1階レストランに
「幻想曲とフーガ ト短調 BWV542」をイメージ。3階・4階エレベーターホール
「幻想曲とフーガ ト短調 BWV542」をイメージ。3階・4階エレベーターホール

2階フロントの横は、バッハの愛妻の名がつけられたバー&ラウンジ「マグダレーナ」。その壁面にも、コーヒーを好んだバッハの名曲「コーヒー・カンタータ」(BWV211)や、バッハが音楽監督を務めたライプツィヒの聖トーマス教会の風景などをコラージュしたアートが飾られています。
バッハの生まれ故郷・アイゼナハにあるテューリンゲンの森の写真をコラージュしたアート作品は、1階レストラン「ヴァルト ハウス –森の家–」に。各フロアのエレベーターホールには、バッハが過ごした7つの地域とそこで生まれた曲を表現したアートが。まるで宝探しのような遊びが、館内に散りばめられています。

カクテルが織りなすドラマに酔いしれて

バー&ラウンジ「マグダレーナ」
バー&ラウンジ「マグダレーナ」
スイートと共に、ミカフェートのこだわりのコーヒーや、上質なロンネフェルトの紅茶をご提供 ※写真はイメージ
スイートと共に、ミカフェートのこだわりのコーヒーや、上質なロンネフェルトの紅茶をご提供 ※写真はイメージ
シグネチャーカクテル バッハカクテル「14」
シグネチャーカクテル バッハカクテル「14」
シグネチャーカクテル バッハカクテル「C」
シグネチャーカクテル バッハカクテル「C」

バー&ラウンジでは、1日に14杯もコーヒーを飲んだというバッハにあやかって、コーヒーブレイクを。ひと息ついたところで、後藤さんが「ちょっぴり非日常気分を味わいたいなら、こちらを。」と、バッハにちなんだ5つのシグネチャーカクテルをおすすめしてくれました。
「バッハの英文字スペルのB・A・C・Hに加えて、バッハのラッキーナンバー・14がカクテル名になっているんですよ。」
「14」は竹炭パウダーや自家製クランベリービネガーを合わせた、甘酸っぱく香り高いカクテル。グラスの上のバブルに目を奪われていると、まるで指揮者がタクトを振るようにバブルをパチン!カクテルに混ざると、優雅なパープルカラーに変色!バーテンダーさんの技が光ります。

メニューにはバッハカクテルがずらり
メニューにはバッハカクテルがずらり

「バッハの英文字スペルのB・A・C・Hに加えて、バッハのラッキーナンバー・14がカクテル名になっているんですよ。」
「14」は竹炭パウダーや自家製クランベリービネガーを合わせた、甘酸っぱく香り高いカクテル。グラスの上のバブルに目を奪われていると、まるで指揮者がタクトを振るようにバブルをパチン!カクテルに混ざると、優雅なパープルカラーに変色!バーテンダーさんの技が光ります。

バッハがお好きなら、コーヒーにちなんだカクテル「C」を楽しんでみては? 「C」が頭文字のコーヒー、カンパリ、カカオ、ココナッツウォーターが奏でるハーモニーにうっとり。さらに燻製で、スモーキーな香りをまとわせて。
まるでライブのようなカクテルパフォーマンスを堪能しました。ライブといえば、「マグダレーナ」ではサロン・コンサートも定期開催されていますから、要チェックです。

くつろぐひととき お好きな音楽と眺望

窓から眺める銀座の風景に、時を忘れて。コーナールーム
窓から眺める銀座の風景に、時を忘れて。コーナールーム
木のぬくもりに包まれ、落ち着いたたたずまいの客室
木のぬくもりに包まれ、落ち着いたたたずまいの客室

すっかりくつろいだ気持ちで、客室へ。室内に入った瞬間に聴こえてきたのは、ご存知の皆様も多い名曲「G線上のアリア」! 同時にロールスクリーンが上がるドラマティックな演出に、気分が高揚します。
「全室に、お好きな音楽を存分にお楽しみいただくための高音質のサウンドスピーカーを設置しています。そして、おもてなしサウンドとして、クラシックソムリエの田中泰氏監修による『バッハに包まれる時間』全20曲のプレイリストから選んでお楽しみいただくことも。
また、サロン・コンサートがある時は、ライブ中継を客室で視聴いただく事もできるんですよ。」
お早めの予約が可能なら、ぜひ昭和通りとみゆき通りに面したコーナールームを。「窓が広くて開放感たっぷり! 昼は明るく、夜は銀座の夜景がきれいです。」

身も心も癒される、ウェルネスキュイジーヌ

ウェルネス・ディナーコース 税込8,800円  ※写真はイメージ。季節により内容は変更となります
ウェルネス・ディナーコース 税込8,800円 ※写真はイメージ。季節により内容は変更となります
ウェルネス・ブレックファースト 税込4,400円  ※写真はイメージ。季節により内容は変更となります
ウェルネス・ブレックファースト 税込4,400円 ※写真はイメージ。季節により内容は変更となります
宝石のように美しい、「Toshi Yoroizuka」のケーキ
宝石のように美しい、「Toshi Yoroizuka」のケーキ

おなかがすいてきたら、1階レストランでお待ちかねのディナーといきましょう。“ウェルネスキュイジーヌ”をテーマにおいしさと栄養バランスを両立した、2つのコースがスタンバイ。心まで元気になれそうなウェルネス・ディナーコースは、デザートを除くコース全体で約700kcalに収まるのが魅力です。より季節感やラグジュアリー感をお求めの方には、プレミアム・ディナーコースが用意されています。
新鮮な野菜やフルーツがたっぷりの朝食も、人気です。オーダースタイルのウェルネス・ブレックファーストは、ボリューム満点ながら500kcalに収まる、うれしいメニュー。オプションのハム・ソーセージや全粒粉パンは、お好みでどうぞ。手軽な朝食がお好みなら、ウェルネス腸活サンドがオススメのウェルネス・モーニング・サンドウィッチでクイックに。
おいしい食事を心ゆくまで味わいながら、ヘルシーさを妥協しなくて済むなんて! 「そのようなお声をたくさんいただき、お喜びいただいています。」と後藤さんもにっこり。
さらに見逃せないのが、有名パティスリー「Toshi Yoroizuka」オーナーシェフ・鎧塚俊彦氏監修のスイーツです。レストランやバー&ラウンジ、客室でも鎧塚さんのケーキをいただけるとあって、スイーツ好きから熱い注目を集めています。

伝統と未来をつなぐアートに見送られて

フロントでは、狩野常信が描いた「吉野図屏風」の八重桜をヒントに現代作家が手掛けた日本画アート「吉野の桜と金鶏鳥」がお出迎え
フロントでは、狩野常信が描いた「吉野図屏風」の八重桜をヒントに現代作家が手掛けた日本画アート「吉野の桜と金鶏鳥」がお出迎え
バー&ラウンジにある、狩野元信「四季花鳥図」の構図をもとにした日本画アート
バー&ラウンジにある、狩野元信「四季花鳥図」の構図をもとにした日本画アート
狩野惟信の作品をモチーフにした「四季花鳥図屏風」はエントランスに
狩野惟信の作品をモチーフにした「四季花鳥図屏風」はエントランスに

大満足のステイを終えて、フロントに向かいます。見送ってくださるスタッフの皆さんの笑顔とともに、フロント正面に飾られたアートの桜の花が心に残りました。
この「吉野の桜と金鶏鳥」は狩野常信の「吉野図屏風」にインスパイアされた作品で、バー&ラウンジとエントランスにも狩野派の絵をモチーフにした絵画が。このホテルがある木挽町に、かつて狩野派の画塾があったことにちなんで描かれた作品だとか。町の記憶を未来へつなぐ想いに触れ、清々しい気持ちになりました。
バッハの旋律とアート、おいしい食事に身も心も満たされた、珠玉の一日。ホテルグランバッハ東京銀座は、日常から解き放される高揚とくつろぎを感じられる、秘密基地のような場所でした。皆様も、機会があればぜひ訪れてみませんか。

2023年1月現在の情報です。

■ホテルグランバッハ東京銀座

〒104-0061東京都中央区銀座5丁目13-12
TEL. 03-5550-2222https://www.grandbach.co.jp/ginza/